ソフト上でのウムラウトの文字化け

z-Treeはウムラウトが文字化けしてしまい困っていた。


ドイツ語にはウムラウト(ä ö ü)があるが、これは通常の日本語の文字コードでサポートされていない文字なので、文字化けすることがある。ブラウザーなどは自動的に文字コードを認識して、そのページに適した表示にしてくれるので、あまり問題が生じないのだが、z-Treeなどの特定のソフトを使う時に大きな問題が生じてくる。


ソフトウェアはビルドと言って、ソースコードコンパイルやライブラリのリンクなどを行なう作業を経て、最終的な実行可能ファイルとして初めて我々エンドユーザーが使えるのだが、そのビルドを行う時にどのような文字コードでビルドされているかが、文字化けのおもな原因となってくる。


ソフトがunicode(多数の言語の文字を統一した文字コードで扱うためのコード表)をベースにしてビルドされていれば(Win 2000以降のOSはunicodeでビルドされている)、英語OSで日本語ソフトを、日本語OSでドイツ語を問題なく表示できるのだが、unicodeビルドじゃないソフトだとメニューバーやメッセージボックスなどが文字化けしてしまう。


で、その対処法だが、

コントロールパネルの「地域と言語のオプション」を表示し
詳細設定をのタブを開く
Unicode対応でないプログラムの言語」を
「英語」もしくは「ドイツ語」にする
この時にコードページ変換テーブルの
28591(ISO 8859-1) Latin1
にチェックが入っていることを確認しておく


以上の操作でウムラウトの文字化けが無くなり一件落着かと思ったら、今度はunicode対応じゃない、日本語のソフトが文字化けしてしまった。。
現状で文字化けしているのは以下のソフト

(1月30日追記)


ATOKにいたっては辞書ファイルが見つからないとかで、使用不能になっている(再インストールしたら良いんだろうか?)。現在は仕方がなく、悪名高いMS-IME2007を使用中。トンデモ変換の連発でストレスがたまる。。ATOK2010のサイトを見て見るとATOK 2010ではunicodeビルドになっているということらしいので、2月5日の発売開始日にダウンロードで買おうか検討中。


ウイルスセキュリティ宛名職人のどちらも駄目だったので、ソースネクストのソフトはunicodeビルドされてないということか。。
宛名職人に至っては、住所録も裏面ファイルのどちらも開くこともできなかった。セキュリティはAvast!に入れ替え。


Lhaplusに関してはVectorで調べた所、Lhazはunicodeビルドされているということで、さっそく入れ替え。


秀丸エディタは英語版に入れ替え

B's Recorder Goldはまだ弄っていないので書き込みができるかは不明。。(開発元のBHAが事実上の倒産しているようだし、使えなかった場合は、あきらめるしかないだろう)

(1月30日追記)
Creative Suite CS3を使っているのだが、PhotoshopAcrobat Proも問題無く動作するのに、Illustratorだでメニューが文字化けしてしまう。対処法は今の所不明・・・



ちなみに文字化けしている日本語のソフトだが、言語設定を日本語に戻せば再び問題なく使用できる。言語設定変更後いちいち再起動するのが面倒だけど。