pickpocket in BCN

往復で128フランと言う安いチケットが手に入ったので、週末にバルセロナに行ってきました。但しBasel発着だったのですが。。


BaselのEuroAirportからはEasy Jetが欧州内の各地へ運行していて、その競合効果があってか、スイスエアーも安いチケットを時々出してきます。一方、Zurich発のLCC (low cost carrier: 格安航空会社)はEasy JetのLondonかAir Berlinのベルリン、デュッセルドルフ、フランクフルト、Aer Lingusのダブリン位しかフライトが無いので、あまりLCCの恩恵を受けないが、Baselまで行くと行き先によっては航空運賃が半額ぐらいになるので電車の往復で35フラン程度かけても、Basel発着便の方が遙かに安くなります。


そんな訳でBasel発着便でバルセロナに行ってきました。


バルセロナと言うとFCバルセロナと言うのが思いつきますが、旅行に行った人たちは、皆口をそろえて「スリ」の話が出てきます。こちらの知り合いでバルセロナに行った人から色々と被害報告を聞くにつれて、我が家でもきちんと対策をして行かねばという話になりかなり入念な対策をとっていきました。

  • 最小限以外のカードは全て自宅に残す
  • お金を入れたメインの財布は首からかけてTシャツの中に入れる
  • ダミーの財布をジーンズのポケットに入れる
  • 現地に着いたら、パスポートやpermitなどは全てsafeboxに入れる

とまあかなり対策を取りました。


で、その結果ですが、、
(大量のレシートと1.5フランが入った)ダミーの財布を見事にすられました。


バルセロナにあるロープウェーに乗った時にロープウェーを降りた後地上までエレベーターで降りたのですが、どうもその最中にやられたらしいです。ロープウェーを降りたところで乗ったエレベーターなので油断していました。よくよく考えると、降りた所には反対行きの客がたくさんいて、さらにチケットの検札はロープウェーに乗る直前に行うために、そこにウロウロしている人は必ずしもチケットを持っているわけでは無いと言う事に全く気がついていませんでした。特にエレベーターの中では畳んだベビーカーを持っていたので、余計にスキが大きかったのもありました。しかもスリに気がついたのは、やられてから1時間ほど後にカフェに入った時でした。。


ダミーがやられたので、こっちとしては「ざまぁ!」だったのですが、スリのあまりの手際の良さに脱帽。この話を研究室でしていたら、同僚の友人(中国人)は今年のバルセロナで開催されたOHBMに参加したときにスリに遭い、permitを無くした為に学会終了後、大学に戻れず、visaが再発行されるまで中国に戻らなければならなかったそうです。バルセロナバルセロナに行かれる方はくれぐれも気をつけて下さい。