論文投稿

2月に投稿した論文が結構きつめのreviseになり、6月にrevisionを出した後3ヶ月引っ張られてrejectになってしまった。内情としては始めについた2人のrefereeのうち1人がrereviewをしないと言うことで、3人目が付いたらしい。3人目のコメントがかなり酷く、4人目が付いて4人目もnegativeだったため、最終的にrejectになってしまった。世の中にはこんな事もあるんだと言う感想とPIになる前にこういう経験も出来て良かったなと思った。
で、今回の3,4人目からのコメントを元に再度書き直し、さらに一部解析を加えて論文を別の雑誌に投稿した。


今回の論文のやりとりで学んだ事。

  • 今回の論文は新しい切り口でそれなりにadvanceがある仕事だとは思っていたが、refereeとしてnegativeな書き方をすれば、どうにでも書けるもんなんだと言う感想。
  • 3人目のrefereeは建設的なコメントを何一つ残さずrejectをしてきた。CNSや姉妹紙クラスならばありだろうが、standard journalでこういうスタンスのコメントを付けるのは、正直に言って研究者としてあるべき姿では無いと思う。rejectするにしても何らかのconstructiveなコメントを付けた上でrejectするべきだと思った。
  • 前の論文でも"Our results indicate"を"Our results are consistent with"に表現を弱めるという所がrefereeのコメントからくみ取れなかったが故に、reviseをもう1回しなければならなかった。今回の論文でも"X rather than Y"とかなり強い表現にした為に、結構negativeなコメントがついてしまった。これを"be insufficient to support the idea of Y"と言う表現にしておけばもう少しマイルドにやれたのではと言う気もする。英語の苦手な日本人にはtoughな話ではあるが、論文の微妙な表現の仕方と言うのは、少しずつ学んで行くしかないんだろう。


もう一つの論文も早い所submitまで持って行かねば。