ようやく初スキー

日曜日に大きなスキー場の中でZurichから一番近いと言われるFlumserbergに行ってきた。


Zurichからは週末は直行のS-Bahnが出ていて、1時間20分で着く。IRとRを乗り継げば1時間。
直行のS-Bahnは
行き:ZurichHB発  6:38, 7:38, 8:38
帰り:Unterterzen発 16:03, 17:03 17:59
で各3本出ている。


さらにSBBが販売している
Snow'n'Rail
と言う、電車の乗車券とリフトがセットになったチケットだと電車(往復25CHF)とリフト(ゴンドラ込みで60CHF)が69.9CHFと2割弱のディスカウントがある。さらに、このチケットを見せるとFlumserbergの麓の駅のUnterterzenのIntersportでのレンタルが15%引きになるようだ。
Snow'n'Railのチケットは駅構内の自販機で購入可能なので、わざわざ窓口に並ぶ必要はない。


朝7:38のS-Bahnに乗り込みUnterterzenに9時到着。


Unterterzenの駅をでると、そこはすぐスキー場まで上がるゴンドラ乗り場なのだが、ここでリフト券に引き換えなければならない。この行列がすごく、結局リフト券に交換するまでに約15分。ゴンドラに乗ること約10分。ようやくスキー場に到着。
ゲレンデ前のリフト券売り場横にあるinfoにてロッカーを4フランで借りることが出来るので、ロッカーにスキー靴を入れてきたバックパックをしまって、いざゲレンデへ。


とりあえず、何も考えずに一番上までリフトを乗り継ぎながら、一番上まで。。


リフトの上でも感じていたが、実際に滑り出して思ったのが、いわゆる「一枚バーン」と呼ばれる、うねりや片斜面が全くないコースがほとんどない。日本だと、どこのスキー場でも多くのコースが「一枚バーン」になっているので、これにはちょっとビックリした。日本だと全日本スキー連盟の公認レースで使われる公認コースであっても傾斜の変化はあっても、コースのうねりや片斜面があるようなコースは非常に少ない。その昔、大鰐のレースに行ったときに、地元の人がここのコースはうねってるからいい練習になるんだと言う趣旨の事を言っていたが、その事が改めて思い出された。確かに普段滑るコースから、これだけ変化にとんだコースを滑っていると、雪面変化への対応力は非常に高くなるだろう。やはり、この辺の環境の違いが選手層の厚さに関係してくるんだろうか。。


こちらに来て買ったサロモンの板は158cm Radius 14の板で、それまで使っていたのが、選手をやめてしばらくしてから買ったロシニョールのデモ用の183cmなので(その時は怖くてそれ以上短い板に出来なかった)、そこから25cmも短くなっている。それだけ短いのにそれなりにスピードを上げても安定性は落ちないので、板の進化にビックリした。ただ、新雪の中に入っていくと非常に不安定でちょっと怖かったが。。あと、カービングは昔の板に比べると格段に曲がりやすいが、曲がり易い分、カービング導入期に選手を止めた自分の場合ちょっと気を抜くと曲がりすぎてしまうので、上半身の使い方(特にターン後半)が難しい。


色々なコースをとりあえず回っていたら、6人乗り、8人乗りのリフト(ゴンドラでは無い!!)があって、ちょっとビックリ。それだけの人数が同時に同じタイミングでリフトに乗るのは難しいのは容易に想像できるが、それらのリフトでは乗り場に動く床のようなものがあって、その床が乗る位置(止まってる場所)まで連れて行ってくれる。そこに全員がそろって、リフトのチェアに座るので、それだけの人数でも問題なくリフトに乗ることが出来ると言う訳だ。あと、2人乗りの高速リフトがあって、そのリフトのチェアは高速のまま動いていたが、そこでは動く床に乗ると後ろからリフトが追いついてきてそのまま乗る仕掛けになっていた。動く床のおかげでリフトに対する相対速度は落ちるので、チェアが外れない方式の高速リフトでも乗りやすい。高速のペアリフトと言えば野沢温泉のチャレンジが思い出されるが、最後に行ったのは7大戦の手伝いの時でそれから9年が経ってるし、今はどうなっているのだろう?


結局夕方まで滑る体力は既になく2時すぎに引き上げ山を降りたが、この時間帯は直通S-Bahnがないので1時間に1本しかないRに乗らなければならない。ゴンドラで降りる途中で駅がちょうど見えて来たところで、Rが来てしまい、帰りはUnterterzenの駅で1時間待ちぼうけになってしまったorz


翌日からは筋肉痛に悩まされています。体をちゃんと鍛えないとダメですね。