仮装
京大の卒業式の名物と言えば、仮装で、毎年いろんな仮装をする人がいて、毎日新聞の記事に取り上げられていた。
かく言う自分も、卒業式の時にはスキーのジャンプスーツを後輩と着て最前列の真ん中辺りに陣取った。その日のNHKのニュースに映っていて、友人から「見たぞ」って電話がかかって来たのも今となってはいい思い出。
この記事で気になったのが
昨年の記者懇談会で松本紘学長が「愉快ではない」と苦言を呈したことを受けてか、少なめだった。
の部分。
単に仮装する人が減っただけなのか、事務からお達しが来て仮装する人が減ったのかは分からないが、後者が理由だとしたら世も末だなー。京大生はただでさえ勉強しないのだから、権威に従うことに慣れてしまったら、存在価値がほとんど無くなるんちゃうか?と思う今日この頃。自分の卒業式の時にもお達しが来ていたが、むしろ「絶対に仮装をしなければ」と言う変なモチベーションに変換されたのを思い出した。。
研究の風土と言う点でも、京都にいると教授の言うことに対して、「おっさんホンマか?」って思いながら話を聞く事が多い。で、東京に移って、人の話を聞くときに鵜呑みにする人が結構いるのに驚いた。他人(特に権威ある人)の言っている事を鵜呑みにしないって言うのは、研究者のみならず、社会の変革期の今非常に大事な思考だと思うので、ぜひ京大の風土を大事にしてもらいたいもんだ。